~ビジネスモデルの考え方(大手金融会社向け)~
- 【講師紹介】当社代表取締役 島田 直樹
株式会社ピー・アンド・イー・ディレクションズ代表取締役 - ・アップルコンピュータ、ボストンコンサルティンググループを経て当社創業
- ・株式会社日本M&Aセンター社外取締役 その他社外取締役(上場3社/未上場2社)、および顧問・監査役(計6社)を兼任
- ・東京理科大学大学院イノベーション研究科非常勤講師、立命館大学大学院経営管理研究科客員教授
- ・一橋大学商学部卒業
- ・マサチューセッツ工科大学(MIT)スローン経営大学院(Sloan School of Management)修了(MBA)
講演の概要
本講演は、大手金融サービス会社における研修の一環として実施された。講演ではビジネスモデルの学術的な内容(定義、必要な要素、類型(パターン)、展開)の紹介から、講師の体験に基づく「構築のプロセス・要点」といった実践的な内容まで、幅広く考察・解説が行われた。
内容詳細
- 「ビジネスモデルの定義」では、専門家による複数の「定義」を考察した上で、結論として「ひとたび完成するとスケーラビリティ(規模拡大・拡大再生産)をもたらす売り方・儲け方の仕組み」が「ビジネスモデル」であると定義付けた
- 次に、「必要な要素」では、「良いビジネスモデル」の条件(差別化、標準化・効率化)を紹介し、その要素を兼ね備えた「良いビジネスモデル」がもたらす効用について解説した。
- さらに、 「類型(パターン)」では、企業の「売り方・儲け方」に注目し計22個に及ぶビジネスモデルの類型(パターン)を紹介した。その上で、それぞれのビジネスモデルを活用する企業の事例を取り上げ、どのように活用され・どのように作用しているか考察を実施した。
- 「展開」では、外資系EC企業および国内金融サービス企業を取り上げ、自社がバリューチェーン上に持つ機能を繋ぎ合わせることで事業を拡大した事例(外資系EC企業)や、事業の周辺に存在するプレーヤーを繋ぎ合わせ自社のプラットフォームを強化した事例(国内金融サービス企業)を解説した。
- 最後に、「構築のプロセス・要点」では、講師のコンサルティング経験に基づく「ビジネスモデル構築の勘どころ」を結論として解説し、本講義を締めくくった。