Ｍ＆Ａ業界のリーディングカンパニーである「日本Ｍ＆Ａセンター」の成長の軌跡と、積み上げてきた経営・人材育成のノウハウを可視化した一冊。日本Ｍ＆Ａセンターは、中堅・中小企業向けのM&A仲介事業を中核に1991年に創業し、2007年には東証一部上場、現在の時価総額（2020年3月時点）は5,000億円超と爆発的成長を遂げてきた。著者の島田直樹は、日本M&Aセンターの社外取締役を2007年から2018年まで10年間務め、上場、そして現在に至る同社のブリッツスケール（爆発的成長）を支援してきた。

本書では、日本Ｍ＆Ａセンターの成長施策を分析し、成長企業の戦略の立て方、確実に実行に落とし込む仕組みを開示、成長志向の高い企業の経営者・幹部層に向け、ブリッツスケールを促すヒントを示している。

企業経営の理論・概念を豊富な実例を交えてわかりやすく解説した「理論と実践シリーズ」、好評の第1弾「経営戦略 理論と実践」に続き、第2弾「事業創造　理論と実践」は、企業成長に不可欠な事業創造に焦点をあて、その成功の鍵を解き明かす。

本書は、2つの事業創造―起業と新規事業―について、その成否を分ける要諦を体系的にまとめたものである。成長段階ごとに直面する課題とその打ち手を示し、さらに恒常的な成長戦略の本質に言及している。国内外の数多くの企業事例を織り込み、実践で使える具体的な方法論を提示した起業家・新規事業開発担当者必携の一冊である。

経営戦略についてその理論・概念から策定のポイント、戦略の実行における留意点までを記載したテキスト。
事業面の戦略を「1章　戦略とは」「2章　事業成長戦略」「3章　企業成長戦略」で紐解き、戦略の実行に係る経営インフラ面を「4章　経営管理と事業管理」、そして事業と経営を支える人材についてどのように動機づけし、教育・活用していくかについて「5章　人を動かす」で言及。

様々な要素や切り口を使って、どのように考えればよいかを自分なりに探り、さらに、それを経営の現場で使えるようになることを目指した一冊。特に「5章　人を動かす」においては、人を動かすために組織内でどうコミュニケーションをとっていくかという一般的には形式知化しにくい部分についても、構造化した上で具体的な施策例まで紹介しており、実際の経営の場で使えることを強く意識したものとなっている。

本書は大きく３つのパートにより構成。
第１章「患者起点のマーケティング：現状を理解する」は顧客（患者）を知り理解することを目的とし、医療業界の概観や最近の動向を盛り込みつつ、提供する側からの視点ではなく、患者の視点から医療サービスについて見ることの重要性を認識する章。 　
第２章「患者起点のマーケティング：計画する」はマーケティングの概念や考え方を理解することを主眼とし、患者のニーズをどのようにとらえるのか、医療サービスという市場をどのように分析していくのか、患者視点のマーケティングを展開するに当たっての基本的な考え方、マーケティングプロセスを解説。 　
第３章「患者起点のマーケティング：実行する」はマーケティングをいかにして実行・展開していくのかに関する章であり、マーケティングの具体的な手法、実行管理のツール、実行のための組織作りの要諦を解説。

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